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在るだけで価値がある

文楽「妹背山婦女庭謹」
(いもせやまおんなていきん)
 
後半観てきました。

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話自体は
ヒドイ話し。。。。
なんですけど

(権力争いに巻き込まれた
人たちが
自分の子供を殺したり
恋人を平気で裏切ったり。。。)
 

 
大夫の語りと
三味線の音色や

命を吹きこまれた人形たちが

それは素晴らしい
見ごたえのある

人形浄瑠璃文楽
というお芝居にしてくれます。
 

私は文楽を
毎シーズン観初めて

かれこれ10年近くになりますが

段々楽しくなっています。
 

同じ出し物も
何度か観ています

そうなると
話しはわかっているので

床本を見なくてよくて

舞台に集中できて

文楽の世界に
浸れます。
 

それに
最近は

平気で
居眠りもできるようになり(笑)
 

大夫の語りと三味線を
聴きながら

うつらうつら
するのもいいな~~~と

思うようになりました。
 

(以前はもったいない!!
とできなかった(^^;)
 

さて

文楽は

江戸時代初期に
今わたしたちが知っている

人形浄瑠璃文楽として
成り立ったようです。
 

しかも
大阪で確立されました!
 

大阪出身で
大阪育ちの私としては

嬉しくなりますね(^^)

そう、とても歴史のある
伝統芸能なのです。
 

ところで
前大阪市長の橋下さんが

文楽助成金を
打ち切るどうのこうの
なんたらかんたら、の

話しがありました。
 

理由が

「利益が上がらないから」

でした。
 

伝統芸能。。。。
しかも大阪で発祥した
歴史ある芸術は

利益どうのは
関係ないのです。
 

そういうものが在る

ってことが素晴らしい。
 

仮に赤字でも
守るべきもの。

伝承していくべきもの
なのです。
 

無くなったら
その技術も文化も
なにもかも
終わりです。

 

確かに
芸術やアートは

利益を生み出さない
ことも多いです
 

でも
だから

価値がない
 

ではないのです。
 

それそのものが
価値なのです。
 

私は
もう一つの
世界。。。
 

ジャズの
世界にも足を踏み入れています。
 

同じようにジャズも
長い時間の中で

しっかりとその分野を
確立したものです。
 

今はジャズ人口も
少し減っているそうです

演奏する人も
楽しむファンも。
 

そういう意味でも
 

私は
この素晴らしいジャズの世界

まだまだ知られていない
素晴らしい曲も

伝えていきたいと
いう意味も含めて
歌っています(^^)
 

ジャズという

在ること自体が
素晴らしいものに

関わっていけてることに

喜びと嬉しさを感じたり
しています(^^)


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