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人形浄瑠璃文楽の大夫の語りを聴いて思うこと~秋の公演観てきました

「双喋々曲輪日記」(ふたつちょうちょうくるわにっき)
観てきました。
出し物の中では珍しく、誰も死なず、切腹せず、いい人ばかり、まぁるく治まる話でした。

義理人情のため、親や子までも殺めたり、
男が、、いや、女が、、立たずと切腹したり、。

現代では考えられないくらいのことで人が死んでしまう話しが多いのですが、
たまにはなんだか ほっとします。

この春にはお二人いらした重要無形文化財保持者(人間国宝)の大夫も7月に竹本源大夫、
春公演で7代目竹本住大夫が引退されました。

竹本住大夫、引退興行の「菅原伝授手習鑑」は通しで鑑賞しました。

素晴らしかったです。

そのとき、竹本住大夫89歳です!!

大夫は三味線の音をバックに、マイク無しで語ります。
時には何人ものキャラクターを声で語り変えます。
老若男女、その性格、身分、そして心情。。。

音色を変えてるんですね。

若い大夫の方は声が大きくはりがあり、
躍動感を感じる魅力があります。

一方、

年齢と芸を重ねた大夫の語りは、
よく響いて、そして、そう、語っているのです。
それはもう、心地良くて・・・。

ジャンルは違えど、
私も声を使うという点で、
毎回感嘆と励ましをいただいています。

ちゃんと修行をしていたら、
70代 80代でも現役でいらっしゃる。

いつまでも歌えるよう、
声に関して、音楽に関してちゃんと反応できるよう、
日々トレーニングですね(^^)


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